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山中に残る「たたら」製鉄が行われていた跡。
「たたら」によって玉鋼が作られていました。

玉鋼
玉鋼の炭素量は1~1.5%で刃物に非常に適した科学組成を持っているとされています。また、現在の鉄に比べて不純物元素の含有が少なく非常に純粋な鉄鋼素材です。しかし、酸素を多く含む特性があるため酸化物系の非金属介在物が多くなるのですが、この介在物は柔らく伸びる特性があり、鉄を粘り強くし、研いだときに美しい模様を浮き上がらせます。

この玉鋼の性質を最大限に引き出したのが日本刀です。
「くろがね」

この「たたら」は明治になって西洋から溶鉱炉が導入され、急速に衰退していきますが、第2次大戦中に軍刀を作るために再開されたこともありました。
現在では、日本美術刀剣保存協会により島根県奥出雲町で日本刀の材料を供給するために「たたら」が行われています。

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当時に捨てられた玉鋼を取った後に残された銑鉄(ズク)の一部
ずっしり!てましたよ。

「もののけ姫」に「たたら」のことが出てくるんだって?観たことないんだけどね・・・
八ヶ岳の麓に住む、ジブリマニアのクライマーでガイドの皆さんご存じの、あの人に、主題歌から2時間正座で説明されそうだ・・・。

あれ?今日って、なん日?
15日だ!
昨日の「14の日」忘れてた!ゴメンなさい。
また、来月をお楽しみにー!