P1020616

これは空き缶で作る小型ストーブです!!

Photo

燃料はアルコール

Photo_2

アルコールを注ぎます。
底部分の切り口からアルコールが内部に流れ込んでいきます。
底に溜まる程度まで入れて大丈夫です。

Photo_3

底に溜まっているアルコールを指で拭って口部分にまで塗り伸ばして「導火線」を作ります。
(底に溜まったアルコールに直接に火を点けようとすると、ボワッ!っと発火して危険!←経験済み・・・)

Photo_4

「導火線」に着火!
中心部から炎が上がります!
これは、プレヒートです!

Photo_5

本体が暖まったのを見計らって、側面の穴にも着火!

P1020616_2

きれいな青い炎が花びらのように揺らめきます!
美しい・・・
アルコールストーブは静かでいいね~

Photo_6

この空き缶を使用したアルコールストーブはいろいろなものが紹介されています。
その多くは炎が出る部分がストーブの上面にある「トップバーナー」方式のものが多いのですが、
これは、炎が出る部分がストーブの側面にある「サイドバーナー」方式です。
なにが違うかって??
トップバーナーは鍋を炎の上に設置するためには「ゴトク」が必要になります。
しかし、このサイドバーナーはストーブ本体が「ゴトク」の役割をします。
ストーブに直接、鍋を置いても炎が横から出るので、炎が鍋に当たります。
最小限のコンパクトなストーブです。

Photo_7

約200ccの水がほぼ沸騰するのに5分弱。
今回、手近にあったホーロー鍋を使いましたが、アルミのコッヘルとかなら、もっと早く沸くと思いますよ!
燃料は小さなペットボトルなどに入れていけばとってもコンパクトなので、ハイキングで暖かいお茶やコーヒーを淹れるなら、こんなアルコールストーブがいいでしょ?
アルコールの炎は結構、風に強いですが、野外で使う場合は、なにか風防も工夫してみましょう!風防もアルミ缶を切り開いて作ると面白いですよ!

Photo_8

消し方は・・・
えーっと・・・いまいちカッコよくないんだけど、鍋かなんかで蓋して酸素の供給を止めて消してください・・・
しかし、消したからと言って残ったアルコールを燃料ボトルに戻そうとしても、側面に開けた穴から流れ出てしまって、かなり難しい・・・
基本的には、燃やし尽くした方がいいかと思います。

注意!
● 火の用心!!
● 吹き消すのは危険!!アルコールが飛び散って火が飛び散ります!
● 燃料補給は火が消えている状態で!!燃えているところに継ぎ足すと、当たり前ですが、引火して大惨事!になります!
● ストーブ本体がとても熱くなるので使用の際には下に断熱する板などを敷いてください。
● 作る際には、缶の切り口や金属バリ等にご注意!

今回は、一応・・・ちょっと丁寧に作りましたが、キッチンハサミ等で、ジョキジョキ!と無理やり切っても作れます!
穴あけは画鋲でOK!
さっさとやれば15分くらいで作れます!
穴の数や場所を変えたりして、いろいろと試してみてください!

なかなか面白い「火遊び」ですよー!

燃料のアルコールは薬局で買えます!
今回は燃料用アルコールが薬局にあったので使用しましたが、消毒用アルコールでもOK!
(火力の差は不明)

薬局に行くと

消毒用アルコール
無水アルコール
燃料用アルコール

が置いてあることが多いと思います。(その他のものもあり)

消毒用アルコール
エタノール(エチルアルコール)の濃度が約80%に調整されています。エタノールは濃度が高すぎても低すぎても殺菌力が落ちるので最も殺菌効果が高い濃度になっています。

無水アルコール
エタノール(エチルアルコール)を99.5%以上の濃度にしたものです。揮発性が高いので、そのまま消毒に使っても殺菌される前に蒸発してしまうために、あまり効果がありません。
医療器具や実験器具の洗浄や油汚れのシミとかを除去するに使われます。

燃料用アルコール
メタノール(メチルアルコール)が70%以上入っているので、間違って飲んでしまうと失明や中毒死する可能性があります!
消毒には使えません!
ススが出にくいので燃料として使われます。

無水アルコールは揮発が早いので燃料には向いていませんが、消毒用アルコールの方が安全性が高いです。

ちなみに・・・エタノールは飲めるので「酒税」が掛っています!飲む人いるのか?

燃料用アルコールはメタノールです!飲むな!危険!!
酔っ払いは何をしでかすか分からないからな・・・

第1回 でっきるかな?
第2回 でっきるかな?
第3回 でっきるかな?

Comments

2

yuki

さすが!山屋は本当に頭が良いですね~何に対しても柔軟に応用する力は素晴らしいですね[E:shine]

1

壮大な桜

綺麗ですね〜 癒されます、癒しましょう!  日本パワー!