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私たちは、このような「タル」で荷物をベースキャンプまで送ります。

 これは、私たちの必需品です!


 非常に防水性が高く、鍵がかけられるので、このまま、ポーターさんやヤク(高地性の牛)に預けても大丈夫!

鍵は、東急ハンズとかで売っている、金属の穴あきプレートを「コの字」型に曲げて南京錠をかけます。

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防水機密性が高いので、このまま、飛行機の貨物室に預けで乗せると、ベッコリ!と潰れて出てきます。

登山終了後、ヘリコプターや飛行機や車で一気に標高を下げても、ベッコリ!と潰れます。

 しかも、この「タル」はかなり硬い素材で出来ているので、潰れてしまうと、なかなか直せません。

(もし、潰れてしまったら熱湯を、適当に注いで蓋をして蹴り転がしてると直りますぞ!)

飛行機に乗せたり、急激に標高を下げる時には、蓋のパッキンを外すことをお勧めします。

いつも、そのベッコリと潰れた「タル」を見ては、「大気圧」ってすげーって思うんですよ・・・。

 この「タル」は、元々、ヨーロッパで化学薬品を運搬したり、廃棄物を封じたりするために使われています。

ドイツなどでは、各家庭には必ず、一つ二つはあって、ゴミの分別に使ったり、ソーセージ作るときに豚肉をこねたりするのに使ったりするそうですよ。

 

ベースキャンプで荷物を出してしまうと、キッチンで「水がめ」になります。

以前に出会った韓国チームはベースキャンプで、この「タル」でキムチ漬けてた!

日本では、見ること無いですが、ヨーロッパから薬品の原材料等を輸入する際に、この「タル」で輸送してくるんだそうです。

 日本で買えればいいんですけどね。恐らく、廃棄処分になってしまっているんでしょうね。

カトマンズの中古山道具屋では、沢山売ってますが、ネパールにしては、結構いい値段で取引されています。

 これは、一つもってると便利ですよ!

カトマンズで、ぜひ!お求めくださいな!