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本日は、山の大先輩の顔と有明山を見に北アルプスの麓へ。

その昔、剱岳周辺で日が暮れてから急に行動しなければならなくなったことがありました。理由はたいした事では無いんだけど。
その時、慌てて準備をしている私のバックパックに、この大先輩が

「竹内!マンマ(メシ)入れておいたから途中で食えや!」
となにやら放り込んでました。
その時は、バタバタと出かけなければならなかったので、そのままバックパックを背負うと駆け出すように出て行きましたが・・・
しばらくすると・・・
なんで、こんなに重いんだ??

なんでいつもの荷物がこんなに重く感じるんだろう?体調でも悪いのかな??
首を傾げながら歩いていましたが、ようやくひと段落して、バックパックを下ろして中を覗き込むと・・・

大先輩が放り込んだビニール袋の中からは・・・

こーんな!巨大な!オニギリが!
もはや片手には収まらない。まさにソフトボールより大きなの!もはやオニギリではない、まさに握り飯!
しかも3個も!もちろん、中には何も入っていない。

そして、かまぼこ!
富山で売ってる昆布がグルッと巻いてあるようなヤツ!
しかも2本!

さらに、せんべいやら、アンパンやらが入ってた・・・

なんじゃ?こりゃ!シゴキか??

イエイエ・・・多分シゴキではありません。そう願います・・・

つまり、食べ物があれば、なんとかなる!ってことなんですって。
これから、どうなるか分からないような状況でも、とにかく食べ物(飲み物)さえあれば、粘れるってことなんですって。

今でも、上部キャンプで少ない食料と、にらめっこしてると、あの時のことを思い出します。