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京都蹴上のインクライン跡

琵琶湖からの水を疎水(水路)によって京都に流し込む琵琶湖疏水の一部である蹴上のインクライン。ここは1891年に運行を開始したインクラインで高度差36m、距離582mを台車に船をそのまま載せて移動させました。
線路が水路に引き込まれています。

琵琶湖疏水とインクラインについて、書き出すとエライことになりますので、興味のある方は調べてみてくださいね!
ちなみに、有名な南禅寺の水路閣(水道橋)も琵琶湖疏水の一部です。

「インクライン」を辞書等で調べると、「急傾斜で貨物等を引っ張り上げる線路のこと」という意味のようですが・・・
じゃあ、ケーブルカーとどう違うんだろ??
山やってると、ケーブルカーに乗る機会は多いけどね。

調べてみると・・・
「ケーブルカー」とは鉄道事業法による鉄道事業免許を受けて鉄道として乗客が乗るものだそうです。
【Incline】の 「Inc」は【Incoporporated】のことなので、主に産業使用されるものと言い分けていたようです。
つまり、基本構造は同じってことらしい。
(現在では、インクラインがケーブルカーに転用されたものもあり、それはインクラインの名称で呼ばれているものもある)

京都と言うと「神社仏閣」ですが、このような近代建造物も面白いんですよね。

【京都の近代建築】(過去のエントリー)
「ちょっと京都」