~日本時間9月30日午後1時49分の連絡~

タシデレ!竹内です。まことに残念ながら、この電話は頂上からしているわけではありません。

夜中の1時(日本時間30日午前4時15分)に、キャンプ2を出てサミットプッシュに入りました。
私も中島さんも非常に順化も良くできていて体調も良くて、頂上に向かって進んでいたんですけれども、標高7700メートル付近に入ったところで、大きな斜面があるんですけど、そこが非常に大きく雪崩れておりまして、その雪崩れた部分のさらに上の部分がまたこれから何かのちょっとした衝撃で崩れてくるほどに、巨大な雪と氷の塊が引っかかっているような状態になっておりました。
その下を通っていかなければならないことが分かりまして、本当に残念なんですけど、そこから引き返す決断をしました。

今日は天気も良かったですし、私たちの体調も良くてスピードも結構出ていたので、あのへんが頂上だろうかという所も見えておりましたので、本当に残念なんですけど、現在はキャンプ2に戻ってきております。

今回は猪熊さんの方からも、雪崩れについてはかなり注意が出ておりましたが、何とか状態を見て自分で決めたいという私のわがままもありまして、そのままで
行ったんですけど、あきらかに今年のチョー・オユーは、私たちには登れる条件ではなかったんではないかと思っております。

現在、キャンプ2に3人でいるんですけど、これから後片付けなどをしたりしながら、今日中に何とかベースキャンプに戻りたいと思います。

ベースキャンプに戻りましたら、また連絡したいと思います。
どうもありがとうございます。
 (注:竹内さんの時計はネパール時間に合わせてあります。 → 理由はコチラ

竹内洋岳の音声メッセージを聴く

登山ルート

グーグルアース位置情報
N 28° 06′ 11.9″
E 86° 38′ 35.9″
標高 7125m

   

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Comments

22

坂本眞一

頂を前にして、とても勇気ある決断に感動しました。 「生きて帰る。」 私達は一番にそれを望んでいます。 良かったです。   次の挑戦楽しみにしています。                     坂本眞一

21

ノラ猫

でっかい地球の、でっかいお山が相手のことですもんね。 人間の力では、ど~こ~出来ない雪と氷の造形があったりしますよね。 地球はスゴいですね、楽しいですね! ご無事で下山してください! 登頂のお楽しみはまた次回…♪

20

non

色々な要素がベストな状態でないと、簡単には頂上には届かないものなのですね… 今回はとても残念でしたが、また次の、竹内さんのわくわくする登山を、ブログで拝見出来ると思うと、それはまた嬉しいです。 次は、山とのいいご縁がありますように… 気をつけて、帰って来てくださいね。

19

お疲れさまです。 残念でしたね、しかし自分達の目で確認し決断を下されたところは感動しました。 立派です! 男らしいです! プロの登山家竹内さんを素晴らしいと思いました。 もちろん阿蘇さんも中島君もカッコイイよ!無事に帰って来て下さいね

18

壮大な桜

音声聞きました。 かっこいい! 頂上が見えてる中で、撤退する時の決断、悔しかったと察します。 また登ればいいのよ、いいのよね、これで。 生きてりゃなんとかなる、と最近自分に言い聞かせてます。 チョオユー1浪おめでと〜! ようこそ、浪人生活へ(*´∇`) トンチンカン最高!

17

蛭田雅則

今回は厳しい状況だったようですが、 皆様が無事に戻られる事を切に願っております。 今度、是非、今回の厳しいコンディションについて うかがえる機会のあることを楽しみにしてお待ちしております。

16

わたりどり

 今回はとても残念でしたね。  でもまた機会は訪れます。    皆さんの無事の帰国をお祈りいたします!    またの機会に挑戦されることを願っております。

15

ちょめじ

昨日、アタックされると聞いてから、大変心配しておりました。 竹内さんの判断に敬意を表します。 全員ご無事で帰って来てください。

14

echo

生きていなくては次のチャンスはありません。 チョー・オユーが「またきてね」って言ってるんだと思います。 帰路の無事を願います。

13

なぱ

ダウラギリの悲報がありましたので心配していました。 ベースキャンプまで気をつけてお帰りください。

12

yosi

直ぐそこに見えている頂上を前に下山しなければならない 決断を下すのは大変だったと思います。 無事に帰ってきて下さい。

11

nishikawa

毎日ブログを追っていて自分も一緒に山にいるような臨場感を楽しませて頂きました。 まだまだ挑戦は続きますね。 ご無事のご帰国をお待ち申し上げます☆

10

kozen

残念でしたがお疲れ様でした。 事故のないよう帰国して下さい。

9

Sei

>あのへんが頂上だろうかという所も見えておりましたので、 残念だろうと思いますが ↑ 冷静な決断(音声から)に敬意を表します BCまで安全にお帰り下さいね! ブログの更新を楽しみにしてます

8

壮大な桜

おかえりなさい。 (*´∀`*)

7

おばん

登頂を目前に残念と思いますが、情報だけに頼らず、ご自分が確認された上での判断、さすがです。 ダウラギリⅠ峰では雪崩で3名の日本人?が行方不明他死亡者も出ております。地球全体が異常気象ですね。 山はいつまでも待ってます。次は女神のお招きがあると信じております。 無事の帰国をお祈りしております。

6

でぐ

残念だけど、無事でホッとしました。また、来年、頑張ってね。

5

みるみる

引き返す決断ができたのは、竹内さんがプロフェッショナルである証拠です。 冷静な判断をされ、敬意を表します。 阿蘇さんの挑戦など、斬新な取り組みをされブログ更新のたびに心が躍っていました。 また来年があります。 無事にBCまで引き返されてのブログ更新を楽しみにしています。

4

玉木

きっぱりした決断の声を「公式ブログ」で聞きました。ことしの天候はまさしく悪条件でした。お気をつけて下山してください。本当に、おつかれさまでした。

3

miyata

残念ですね…。 でも、良い判断をしたと思います。 とにかく気をつけて下りてきてくださいね!

2

おやじしま

登頂断念は残念ですが、おそらくご自分の目で見てご自分で判断されて、 納得した上での決断だったのだと思います。 その英断に敬意を表します。 このあとは、BCまでご無事で戻られることを祈っております。

1

ギニオン

残念ですが、プロの決断は立派です。