※このブログは
報知新聞社様のご協力により再掲出したものです。
尚、当サイトにおける公開は2020年1月20日です。
LEAP #1
1970年代スカルパ社製の高所用登山用靴(左)と現在、私が使用しているスカルパ社の高所用登山靴ファントム8000(右)
昔は、こんな靴を履いて登っていたんだね・・・
「SCARPA」(スカルパ)とはイタリア語で「靴」という意味。
「ASOLO -TV-」はスカルパ社があるイタリアのヴェネット州トレヴィーゾにあるアゾロという街のこと。「-TV-」は「トレヴィーゾ」【Treviso】の略称。
皮の2重靴でインナーにはムートンが張られています。
靴底からの冷気が伝わることを防ぐためにビブラムソールと靴本体をつなぐ「本底」(革製)の部分が一般的な皮の重登山靴の倍くらいの厚さになっています。
高所では、この靴にオーバーシューズというカバーを被せて使用していました。
重量は両足で3.5Kg(片足1.75Kg)
こちらが現在、私が使用しているスカルパ社 ファントム8000
高所登山専用の靴です。
ファントム8000についてはコチラ!
2008年5月23日 【過去のエントリー】(スカルパ ファントム8000について)
「???」
インナーと靴とオーバーシューズが一体化した三重構造になっています。
全てが人工素材で作られていて、皮などの天然素材は使われていませんので凍ることがありません。
(インナーに霜が立つけど・・・)
重量は私のサイズで両足で2.9kg(片足1.45kg)
私が初めてヒマラヤに行った1991年以降はプラスチックブーツの最盛期でした。
あのコフラックの、けたたましい!蛍光イエローのヤツね。(その後、普通の黄色になったけど)
あれに、特注のインナーを入れたり、オーバーシューズを被せて頂上に行っていたんです。
私がプラスチックブーツを使ったのは2001年が最後で、その後はオーバーシューズ(ゲイター)が一体型の「ワンスポーツ」(現在はミレー)などを履くようになり、2004年からはスカルパのファントム8000を使用してきました。
2001年当時でも、すでに欧米のクライマー達の半数は一体型の靴を使用していました。
その後は各メイカーから一体型ブーツが発売され、ヒマラヤでは急速に普及し、シェルパ達もプラスチックブーツを履いているのは見かけなくなりました。
(現在でもスカルパやコフラックでプラスチックブーツは製造されています)
それは、さて置き、昔の人はスゴかったよね・・・
Comments
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ポニョえもん
グレートサミッツ見てたら スイスのアイガー登るのに 丸太を持って登山ですから 昔の人は凄いですよねぇ・゜・(ノД`)・゜・
1
壮大な桜
暖かかそ〜 (´∀`) 靴さん、足を守って頂きありがとうございます! 岳、善かったですよ〜! 泣きました(*´∇`)