水月

「皆既月蝕」観た？

写真は、水を張った器の水面に映った月蝕の月。
周りの光の環は、器の縁の水のへりに月の光が光っています。

手の届くとこに見えるのに、手で触れようとして指の間から水とともに流れてしまう・・・なにごとも水面に映る水月のようなもんですな～

さて！
月蝕の夜には、不思議なことが起こります。

その夜、夜中の１２時頃に遅いピオレの散歩に外に出ると月は、ほぼ隠れ、怪しげな赤黒い月になっておりました。

そこは、人工的に整備された歩行者専用の道。
いつものピオレの散歩道です。

すると・・・
植え込みから、なにか動物のような黒い影が！
そろーり・・・そろーり・・と踏み出てきました。
大きさは、ピオレ（コーギー）より、少し小さいくらい。

ネコ？
それとも、迷い犬？

その影に光る二つの目は、私とピオレを交互に見つめています。
少し近づいても逃げる気配はありません。

５ｍほどに近づいて、よく見てみると・・・

ネコでもなく、犬でもない・・・

なんだ？？
んんんん？？？

なんと！タヌキだ！！！

それは、信楽焼きのタヌキとは、似ても似つかない、動物園でみたことのあるタヌキだ！！（生きてる天然タヌキを初めて見た）
最近、問題の野生化したアライグマでもない。

間違いなくタヌキだ！

東京にしては、畑も残る田舎とは言え、２３区内。
周りは、家がギッシリと立ち並び、車も人通りも多い、こんなとこに、タヌキいるの？

ピオレが「ウゥゥゥゥ・・・！！」とうなり声を上げるけど、タヌキは、同じ「ネコ目イヌ科」同志だからか？意外に、親しげな表情を見せております。

そして、鳴いた！

その鳴き声は、ポンポコ！ポンポコ！ではなく・・・・

「ひゃゅいぃぃぃぃーんんん・・・」「ひゃゅいぃぃぃぃーんんん・・・」
（超「聞きなし」）
って感じで鳴いた。

タヌキって鳴くんだ！！

へえぇぇー・・・と感心していたら、
くるりと向きを変えると、また植え込みに中に駆け込んでしまいました。

いやー・・珍しいもの見た。
なにか良いこと起きる前触れかな～？
タヌキの恩返しとか？（助けてない）

どこから来たのかな？
どこに住んでいるのかな？

もしかして、迷子かな？
ちゃんと、おウチに帰れたらいいけどね。