※このブログは
報知新聞社様のご協力により再掲出したものです。
尚、当サイトにおける公開は2020年1月20日です。
新発見!
パカッ!と割ると!
キミの瞳のように美しい!真っ黒な輝きが現れますよ!
これは、黒く曜(かがや)く石。
黒曜石
英名は、Obsidian
古代ローマ時代に、黒曜石を世に紹介したオブシウスさんの名前から名づけられたそうです。
ご存じにように、この黒曜石は石器時代に「矢じり」や「ナイフ」として使われたことは、学校で習いましたね?
ガラスですから、破断面のエッジは、手を切りそうに鋭い。
現代の我々は、金属の刃物を知っていますから、それに比べれば、ガラスの破片のようにしか見えませんが、石器時代には、驚くような切れ味だったに違いありません。
実は!
この、黒曜石、ただの黒曜石ではありません!
これまで、黒曜石の産地は、ほぼ特定し尽くされたと言われていました。
しかし!
これまで黒曜石は産出しないとされていた田沢湖から、新たな黒曜石が発見されたのです!
これは、その新発見の黒曜石です!
これまた、学校で習ったかと思いますが、石器時代に黒曜石は、産地から遠くまで流通したことが知られています。(一部は国外からも)
日本各地で出土した石器の黒曜石の成分を分析することで、その黒曜石がどこから運ばれてきたかを調べることができるのです。
ほとんどの石器に使われている黒曜石の産地が確定されている中で、一部、どこの産地のものとも特定できない、「謎の黒曜石石器」が存在しているのです!
もしかしたら・・・
その謎の一部が解明されるかもしれませんぞ!!
なぜ、いままで、田沢湖で黒曜石が採れると思われなかったのか?
だって!
鼻水垂らしながら、何日も朝から夕方まで探しても、結局、私は、一個も見つけられなかったくらいだからね!(見つける人は、何個も見つけるんだけど・・・)
他の黒曜石の産地は、露頭になっていたり、目立つ場所で採れるのに対して、ここは、かなり探さなければ見つけららないので、誰も気が付かなかったんでしょうね。
古代人たちも、私のように鼻水たらしながら、黒曜石探していたのかな?
そして、私のように、全然、見つけらないダメなヤツもいたんだろうな~
(この度、公表されたので、掲載しました)
Comments
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壮大な桜
男として?オスとしてこういうの好き! あ~じゃない、こ~じゃないって色々ニヤニヤ話していたいですね。 さぁ~発見しに行きましょ!!
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chihiro
やった~!! すがすがしい風が、いま吹いています。 当たってスミマセンなんて・・・・ どの文献見ても田沢湖説薄かったからな~ おかげさまで黒曜石のこと若干理解しました。 何ともきれいです。 割り方によってはきれいな年輪みたいなのが見えるんでしょうか? これから研磨ですか? ヒロさんの矢じりできたら見せてください。 どうせ作りますよね??