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寝たら死ぬぞー!!

山と言えば!このセリフ!

でもさ~
本当に、寝たら死ぬの?

と!
言うことで、実験!

日付   2011年9月30日
場所   チョーオユー
サンプル 竹内洋岳
状況
9月30日午前1時に7100mのラストキャンプを出て、約12時間後の13時20分にチョーオユー(8201m)に登頂。その後、下山時に、ルートを間違えて、まったく違う所を標高差にして数百メートル下ってしまってから間違いに気が付き、数時間をかけて、迷った場所にまで戻るが、すでに真っ暗の中で、正しいルートを見つけ出せず、ビバークをしようと不明瞭な斜面を下ると、偶然にも正しいルートを発見!
そのまま、下ろうとするものの、さすがに疲労困憊で、雪の斜面に腰を下ろして、寝る・・・標高は、まだ7800m以上か?

うつら・・・うつら・・・

さあ!
寝たらどうなる?

・・・寒い!!

寒くて目が覚めた!
そして、再び、歩きだす・・・

そして、また、腰を下ろして、寝る・・・

・・・寒い!!
寒くて目が覚める!!

そんなことを何度、繰り返しただろうか・・・

そして、寝て・・・寒くて目が覚めたら・・・

朝だった・・・きれいな朝焼けだった・・・

ラストキャンプに戻ってきたのは、翌朝の朝の7時・・・
30時間行動。
そして、BCに戻ったのは、夜中の11時。
46時間行動・・・

急なお泊りで、朝帰り・・・
ケンロウさんに、こっぴどく怒られました・・・

実験結果!

とりあえず、今回は、寝ても死ななかった!
寒くて、目が覚めた。

低体温症で意識を失うのと、眠くて寝るのは別のことなのです。

水分とエネルギーを摂取し、風や濡れを防いで保温し、体温を維持できれば、寝ても、ちゃんと目が覚めます。

低体温症を起こし、意識がもうろうとしている人に、「寝たら死ぬぞー!」とかって、言ってるヒマがあったら、すぐに対処を始めてください!

低体温症の処置については、こちらをご参考に!

山岳医療情報
http://www.sangakui.jp/

トップページ下部左側『山岳医療情報』をクリック!
開いたページの
「ガイドライン一覧」から

『IKARによる低体温症の現場での治療勧告』をクリック!

「ガイドラインをご覧いただく前に」を読んでいただいて、
『上記に同意してガイドラインを見る』をクリック!

『(3) 現場での治療』をクリック!

これは、ぜひ!覚えておきましょう!

ちなみに、CPRとは、心肺蘇生法のことです。

CPRは以前にも紹介した、こちらの動画で、バッチリ!覚えておきましょう!

Super SEXY CPR!
http://vimeo.com/11673844

もう、覚えましたね!

いや~まだ覚えられないから、もう一回見ちゃおうかな~

Comments

3

壮大な桜

覚えられん・・・・・・

2

chihiro

さ~て、ここはどこですかね~ かくれんぼの鬼が(も~いいかい?)と、数を数えているのかと思いましたよ。 雪山にいるのにまったく緊張感が感じられません! 次回も寝ても死なないよ~に!! 低体温症対処のアルゴリズム、 大城先生がたくさんいればいいのにな~

1

yuki

情報ありがとうございます!! 教訓にします