ビリー姉さん

【撮影　中島ケンロウ】

Ｍｓ．エリザベス・ホーリーさんのスケジュールが合わなかったため、アシスタントのビリーがすかさず、やってきましたよ！
（いつ帰ってしまうか分からないため、ホーリーさんかビリー（女性）が、とにかく、すかさずやってくる）

このビリーとも、けっこう長い付き合いです。
ドイツ人なので、ラルフやガリンダとも古くから親しいため、私の登山のことも、長く見てくれています。
本人がクライマーなので、なかなか鋭い質問もあり油断できません。
（今シーズンはヌプツェに行っていたが登れなかった）

タメルを歩いていると、どこかからか
ヒロー！ヒロー！
と叫び声が聞こえて、辺りを見渡すと・・・遥か彼方の人混みの向こうで、ぴょん！ぴょん！と跳び上がって手を振っているビリーがいたり・・・

クンブのトレッキングルートをタラタラ歩いていると、後ろから、猛スピードで私の肩を叩きながら、ぶっち抜いていったり・・・

この筋肉ムキムキ！姉貴を、
私は、以前から「ビリー姉さん」と呼んでいます・・・

さて、
今回のダウラギリについてのデータをドキュメントにするためにやってきました。
あらかじめ、インターネット等でラフなデータは集めてあるのです、細かい行動時間やキャンプの位置や、他のチームとの位置関係などを確認して、データフォームに記入をしていきます。

まあ、ここまでは、いつも通り。

それが済むと、ビリーが手元のＩＰａｄをいじりながら・・・・

ビリー
「ヒロ、Ｍｓ．ホーリーから聞いてくるように言われた質問があるの。次の質問に答えてくるれる？」

ヒロ
「どーぞ！どーぞ！」

ビリー
「ダウラギリの頂上への○○○は、×××で、□□□になっていたはずなんだけど、その○○○から頂上までの様子を教えてくれるかしら？
【質問の内容は大幅に変えてあります】

ヒロ
「ええええぇぇぇ？？？　○○○なんてなかったよ！！！」

ビリー
ニヤリ・・・
「登頂おめでとう！ヒロ！」

ヒロ
のけぞりー！
「ちょっとー・・・ヤメテよ・・・ビリーの意地悪～・・・」
脱力・・・

Ｍｓ．ホーリーには、帰国までに、お会いしてご挨拶と報告ができそうなので、会うのが楽しみですね！