※このブログは
報知新聞社様のご協力により再掲出したものです。
尚、当サイトにおける公開は2020年1月20日です。
カトマンズニュース
カトマンズの繁華街、タメルの中心部で16日夜半に発生した火事は、断続的に17日になっても燃え続けております。
現場には、消防車が到着しておりますが、放水による消火活動がされている様子はありません。
火事は、老舗書店「プリグリムス・ブックショップ」周辺の5軒に延焼しているとのことです。
けが人等はいない模様です。
以前、紹介した、こんな消防車ばかりではなくて・・・
2012年6月24日 【過去のエントリー】
Buried Kathmandu
一応、消防車あります。
でも!
なぜ?
じゃんじゃん!放水してないの?
なぜなら、水がない。
カトマンズは、常に深刻な水不足なんです。(そもそも、消火栓を見たことがないような・・・)
だから、タンクのある給水車で水も現場に持ってくるのですが、それで間に合うとは限らないよね。
だから、完全に消せ切れないようです。
乾季の間は、もちろんながら、そもそも水だけでなく、浄水所の能力も給水の能力も、まったく足らないのです。
もちろん水道はあるけど、一般家庭の水道の蛇口から水が出てくることは、ほとんど無い。
出ても、チョロチョロ・・・って感じ。
多くの家では、水道管に電動ポンプを取り付けて、吸い出しているのです。
それでも、まだ水が出ればいい方。
ほとんどの家や、電動ポンプなど買えない一般的なおウチでは、水は基本的に出ないのです。
なので井戸を掘って、水汲みをしたり・・・
お金のある家は、自宅にタンクを設置して、業者がカトマンズ盆地から離れた水のある場所から汲んできた水を買って溜めておくのです。
(外国人が利用するホテル等も水を買って溜めてあります)
(エヴェレストタンク!!)
ちなみに、カトマンズは一日約12時間停電してます・・・
(ホテルや大きなお店等は、自家発電の施設を持っていますが・・・)
タメルの「プリグリムス・ブックショップ」は私が、ネパールに来始めた20年以上も前から、タメルに行けば、なかなず立ち寄る場所で、山の本がとても充実してて、一日いても飽きない、ありがたい本屋さんです。
早く、営業を再開できるようになってほしいな。
Comments
1
どのように消火活動をしているのでしょう? め組式ですかね? 独特な街並みが焼けないように、 頑張っていただきたいものです。 素人考えでは、ヒマラヤの雪解け水が豊富にあると考えてしまうのですが、 地形的に、カトマンズには流れてこないのでしょうか? 水不足だからこそ、そこにしかできない文化が生まれるのでしょうね。 ヒロさんは、次の日現場検証に行かれたんですね。