※このブログは
報知新聞社様のご協力により再掲出したものです。
尚、当サイトにおける公開は2020年1月20日です。
痛ててててててー!!
湖上に一風吹き渡りて、にわかに空掻き曇り、雷鳴轟けば・・・
雹!ヒョウ!が!
バチバチバチバチ!!!
イテテテててー!!!
ヘルメット持ってくれば良かった!
空中と水中の区別もつかないような、滝にでも打たれてるような雨!
雨のカーテンで岸が見えない!
イナズマが光り、湖を囲む山々に雷鳴がとどろきます!
こんな、まっ平らな湖の上では、ボートに乗っている人間の頭さえ、とっても高くて、とんがっている。
カミナリに狙い撃ち!されるぞ!
オバちゃん、慌ててボートを岸に近づけて岸沿いを進みます。
岸に近づいて、ヤレヤレ・・・と思いきや、小さなボートの中に雨水がみるみる溜まって、バスタブのようになっていく!
わー!このまま沈没?転覆?
岸に近づいたとはいえ、岸は水面近くまでジャングルに覆われ、道も無ければ、上陸できる場所も無い!
木製の平底ボートなので沈没も転覆もなさそうだけど、それゆえに、重厚安定で、まるで進まない。オールもただの板切れに棒が付いているようなだし。
急げー!
船着き場まで、逃げろー!!
ふ!と見ると?
今回、ネパール人ガイドとして同行している、ジャガディス(去年のダウラギリでコックを務めました。←動画コーナーの「ヒマラヤンキッチン」をご参照ください)が、ボートの縁につかまって、ブルブル!震えてる!
ダウラのBCでの堂々たるコックぶりの面影もない・・・
実は多くのネパール人は、水に弱い。(誰かも?)
特に、山の地域に住んでいる人は、一生のうちに一度も泳がない人もいる。
ジャガディスも、泳いだことがないらしい。
ボートに乗っているならいいけど、沈没したら・・と思って、恐れおののいてるわけだ。
なに、やってるんだよ!
震えてるヒマがあったら、そこにある予備のオールで漕げよ!!
(てっきり、漕いでると思ってた・・)
漕げー!漕げー!そーれ!そーれ!(私は、掛け声をかける係)
なんとか、船着き場まで戻れましたが、ビッチャビッチャ!で沈没したのと同じ状態でしたよ・・・
Comments
3
沈没、転覆などと冷静に写真を撮っているのはホントにおかしいですね~ 普通ならライフジャケット装着しているはずなのに、怖いもの知らずですか? ヒロさん水・・・苦手なんですよね? み~んな知ってます!でも、 本とは両生類?高度順化の頂点を極めているとか? じゃなかったら、こんな余裕はないはずです。 きっと恐怖よりもジャガディスさんの焦っている姿が滑稽だったのでしょうね。 で、ヒロさんは掛け声係ねぇ~~。 なんか面白おかしく終わってしまった釣りでしたね。 chihiro
2
ミサ郎
オールを漕ぐ手のブレに緊迫感。 レンズに付いた雨が臨場感を表しています。 こういう時に普通写真は撮れないものです。 というか撮る気もおきないのが常人。 さすが百戦錬磨。 恐れ入りました。 ・・・真面目な感想で失礼!
1
タマタマ
恐るべしネパールのゲリラ雹。。。しかし泳げない・泳がない方には水難は未知の恐怖なのでしょうね。。無事で何より!!