※このブログは
報知新聞社様のご協力により再掲出したものです。
尚、当サイトにおける公開は2020年1月20日です。
サハール騒動記 その1
すでに、報告いたしました、第一回ネパール・マチャハンティングツアーでは、ムグリンというとこで、巨○ナマズを狙い・・・惨敗!
そして、ベグナス湖で巨○魚を狙い・・・惨敗!
実は、この第一回目のベグナス湖で、私が狙った巨○魚こそ、サハールだったのです。
事の発端は、私が「ヒマラヤを見ながら釣りをしたい」というかなりいい加減なイメージからでした。
ヒマラヤを遠くにでも臨む川なり、湖で釣りをしている様子を思い浮かべ、それを実現できるロケーションは無いかと思ったのです。
いろいろと調べていくうちに、そもそも、そういう場所があまりない。
ヒマラヤの麓にあっても、山が見えなかったり、宗教的な理由や政治的な理由で釣りができなかったり、または、観光地のために人が多くて、ゴミが散乱し汚かったり、何週間もかかるような、へき地であったり、そもそも、魚がいなかったり・・・
ようやく、私のイメージに合いそうで、カトマンズからも遠くないベグナス湖を見つけたのです。
ここは、天気に恵まれれば、遠くにマナスルとアンナプルナが見え、街から離れているために、立ち入る人も少なく、手つかずの自然に囲まれた、とても美しい湖です。
そして、その自然に調和したような、湖畔には、素朴ながら優雅で快適なコテージがあります。
このコテージから、自分が登ったマナスルや、アンナプルナのヒマラヤの山々を臨む湖にボートを漕ぎだして竿を振ったら・・素敵!ってな魂胆だったわけだ。
しかし!
釣りをするだけで満足できるわけでない。
釣り針の付いていない釣り糸を、水たまりに垂らしてるだけで幸せ~なんてなわけがない!
釣りをするなら、狙うは巨○魚だ!
そこで、ネパールの魚や釣りを調べてみたのですが・・・
ほとんど、記録が無い。
しかし、調べ続けていくと、ある魚に行きつきました。
それは、ネパールにしか生息せず、黄金の大きな鱗に覆われ、大きなものは1mを越えるという「サハール」という魚。
地元の漁でも、ほとんど捕れることがなく、漁をする者も一生に一度、出会うかどうかという、幻の魚。
黄金に輝く姿から、人々は「神の魚」と呼ぶと。
釣りの世界には、世界の珍しい魚や、めったに釣れないような魚を求め、世界をめぐるビッグハンターや怪魚ハンターと呼ばれる人たちがいて、その人たちが一生のうちに釣ってみた魚の一つにも挙げられるそうです。
サハールを釣るために、何年もネパールをさまよい、サハールを追ったという人もいたそうです。
これだ!
ヒマラヤの麓、ネパールにしかいないという神の魚!サハールを釣りたいぞ!
とは言え・・・
そもそも、見た目で見つけたベグナス湖にサハールがいるのか?
いや!いる!
いなくてもいい!
とにかくベグナス湖に行ってみよう!と行ってみたのが、前回の第一回ネパール・マチャツアーだったわけです。
そこで、ベグナス湖で地元の人に聞きまくります!
サハールって知ってる?
ベグナス湖にいるの?
そうすると・・・
ほとんどの人が、サハールを知っていて、ベグナス湖にいる!と答えるのです。
スゴイ魚なんだ!
美しい魚なんだ!
こーんなに大きくなるんだ!
と誇らしげに言うのですが・・・
しかし・・・
いつ捕れたの?見たことあるの?
と聞くと・・・
えーっと・・・昔、捕れたんだよ・・・
あ・・・知り合いが、捕ったらしいんだ・・・
ってな答えばかり・・・
うーん・・・ネパール的と言えばそれまでだけど・・・
サハールが、どんなとこに住んでいるか?
どんなルアーを追うのか?
どんな習性なのか?
なにも分からないまま、ベグナス湖にボートを漕ぎ出したわけだから、釣れるわけがない・・・
とにかく、バケツ一杯持って行ったルアーを、片っ端から付けては、替えて、ひたすら、ルアーを投げる!
投げる!
投げる!
投げる!
もはや、サハールとルアーが、偶然、ゴチン!っとぶつかるのを、期待して、待つしかないという、宝くじ方式の釣りをしたわけでした・・・
で・・・
惨敗・・・・
しかし、私は、このベグナス湖に、サハールがいそうな気がしてならない・・
次は釣ってやる!
いや!釣れるまで来る!
サハールを釣るには、どうしたらいい?
サハールのことを、もっと調べるのは当然としても、ほとんど資料がないのと、地元の漁師に聞いても、あまり情報がない。
そもそも、たまたま、網にかかった程度の、めったに捕れる魚ではないので、地元の人もサハールの存在をしっているだけでしかないのです。
数少ない写真から、サハールの大きさや、口の形などから、道具は、ある程度、選べるとして・・・
問題は、私の技術だ・・・
とにかく、キャスティングの精度を上げなければならない!
ベグナス湖は、周囲がジャングルに覆われていて、ほとんどの岸から、木やヤブが、水面まで覆いかぶさっています。
日差しが、非常に強いために、サハールに限らず、魚はこの陰に隠れているはず。
そこにいる魚を、おびき出すには、そのヤブ目の隙間や、覆いかぶさった枝の下に、センチ単位で正確に、ルアーを投げる必要があるのです。
とにかく、私のキャスティングは、ムラがありすぎる・・・
もう、SHINGOお師匠なんて、目じゃね~ってな、ミラクルショットを決めたかと思うと・・・
自分で、どこに飛んで行ったかわかなないような、すっぽ抜けで、木に引っ掛かる・・・を繰り返す・・・
練習だ!
特訓だ!
そして、日本に戻った、私は、SHINGO師匠の元で、血の特訓を始めるのです!
なので・・・
当ブログが、釣りブログになってたってわけ。
つづく!
Comments
4
ヒロさんお疲れ様でした。 なんとも面白い釣りでしたね。 宝くじ方式の釣りをひたすらやっていたとは、 お師匠も同情してくださったのではないでしょうか? ヒロさんらしい思い付きと、行動力。 まるで遊びに夢中になる 〇ども のようです。 お師匠に相談せずに最初は行かれたのでしょうか? もしかしたら釣れるかも・・・・などとドキドキしながら? ばけついっぱいのルアーは全部木にひっかけてしまった・・なんてことは無いですよね。 聞くところによるとキャスティングのプロは、飛ぶ鳥に命中させられるそうです。 あ~お師匠は凄いんでしょうね。 キャスティングしているところの動画は無いんでしょうか? もちろんお師匠の。 やはり企業秘密でしょうね。わかります。 SHINGOさんは素晴らしいですね。 幻かけてるお魚をいとも簡単に釣り上げてしまうんですから。 つづきには使ったルアー等、いろんな詳細をぜひお願いいたします。 水の透明度、流れはあったのでしょうか? 何時ごろ、飛んでいる虫はいましたか? まずい質問攻めになっている。 とにかくすばらしいロケーション、 日本人アングラーがこの湖に押し寄せてきそうですね。 chihiro
3
キャストとはなんぞや… 釣りってぜんぜんわからないですけど。 ヒマラヤの山が見える川にいるこんなきれいな魚(まるで金属かアクリル製のよう) 泳いでるところ見たいものです。
2
タマタマ
ルアーフィッシングの大半はキャストしかないと言ってもウソでは無いですね。 性格に投げれて初めて誘うと言う行為に至りますし! 慣れと、慣れから導く自分の癖に合った道具選びしかないですね!! 今後を楽しみにしております♪ タマタマ
1
チァチァ
キャストは大事ですからねー^^ 私は未だにダメダメなので・・・練習あるのみです! しかし、サハールとは貴重な存在なんですね 先生がキャストしてからの動きが気になります。