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山の映像、登山の映像を見ると、

「コレって、カメラマンが一番、スゴイんじゃない?」ってツッコミは、必ずあるよね。

そう。その通り。
カメラマンが一番、スゴイ。そして、一番、ガッツ!が必要。
そのガッツ!に周りが協力して、お互いに映像を作り上げていくのです。

今回のマランフランで、私のクライミングパートナー、カメラマンとして撮影をしたのが、

仙石淳さん(35歳)
一年の大半をフランスのシャモニーで現地ガイドなどをしながら、山を登り込んでいます。

トレードマークは、キンキン!に刈り込んだ坊主頭。
なんで、坊主頭?

若いころ、山登りをしたい一心、アルバイトでなんとか貯めたお金で片道航空券を買って、一人でフランスのシャモニーへ。
フランス語は、まったく話せず、片言の英語で、シャモニーのホテルを片っぱしから「住み込みでアルバイトさせてくれ!」と押しかけるものの、門前払い・・・

あるホテルで「働かせてくれ!」と掛け合うと・・・
「お前のような東洋人を働かせて、ベッドに黒い髪が落ちていたら、ホテルの信頼が失われる!帰れ!帰れ!」と追いだされた仙石さんは、

頭をグリッ!と丸めて、「これで文句ないだろ!働かせてくれ!」

と、詰め寄ると、ホテルのオーナーが、そのガッツ!を認めて、仙石さんは、ホテルで住み込みで働くことになったのです。

シャモニー生活で、フランス語もペラペラになり、フランス人の友人に囲まれ、すっかりFrenchifyして、おフランス的になった仙石さんですが・・・

ネパールにいますと、おフランスどころか、日本ともかけ離れ、完全にネパール人と同化しております。
ネパール人スタッフにも、日本人どころか、お客さん扱いされず、ネパール人同士になってました。

街の食堂で、私と仙石さんが食事をしていても、店員さんが、私には英語で注文を聞くのに、仙石さんには、当たり前のようにネパール語で話かけますからね。
外国人観光客と一緒のネパール人ガイドに見えるんだろうね。

そのガッツ!と、おおらかさで、これからの活躍が楽しみですね!

今後、登山の映像のテロップで「仙石淳」の名前を見かけることがあるかもしれません。

仙石淳ブログ「山坊主日記」
http://blog.goo.ne.jp/corgi_kimi

Comments

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中山圭介

山に登りながら、写真や映像を撮り続ける事は難しい。 バッテリーの確保も大事だし、足場の確保にも神経を使う。 自分の登山でも記録として重要だけど、いつかカメラに気を取られて ケガしそうでとても怖い… これから登山でGo proや空撮を考えているから、 本気で安全について考えよう。

3

蛭田雅則

竹内さんのことだから、 メイン表示の続きは素直な展開ではないのだろうな… という期待をして続きを見てみたら、 これまた予想に反した意外な展開に1本とられました。 やはりそうなのですよね。 その昔、ナショナルのMS1という SVHSのフルカセットムービーカメラを持って 家族と安達太良山に登ったのは懐かしい思い出です。

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仙石さんに先日お会いすることが出来ました。 とても丁寧な方で、恐縮してしまいました。 あんなに穏やかにみえて、強いものを持っているのですね~~~ なんて男らしい人なんでしょう! これからもご活躍、お祈りしています。 ヒロさんのこと、よろしくお願いします。 匿名希望

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つつみ

今回の情熱大陸では必ず竹内さんより下で撮ったであろう映像で、映像を撮ることに徹していたように感じます。トップは何が何でも竹内さんだ!的な。 情熱大陸といえば服部さんに同行した、平出さんが話題になりましたね。しょんぼりしている服部さん可愛いかったです。笑