※このブログは
報知新聞社様のご協力により再掲出したものです。
尚、当サイトにおける公開は2020年1月20日です。
ネパール産とは?
最近、ネパールは「毛糸」の「生産国」として注目を集めています。
ネパールには毛糸を紡ぐ機械がほとんどありません。そもそも、電気が無いので、機械で大量生産をすることは不可能なのです。
そのため、人の手によって紡がれた毛糸がほとんどです。
「手つむぎの毛糸」・・・聞こえは、手作りならでは、素朴で素敵な、こだわりの毛糸?って感じですが・・・あくまでもネパール品質・・・
一本の毛糸が太くなったり、細くなったり・・では無く、スゴイ!太くなったり、スゴイ!細くなったり・・・な味わいを通り越して、手抜き?な感じも、いなめない・・・
しかし、そんな、ブチ抜けた味わい?が、海外で人気があるそうで、カトマンズにある毛糸の問屋さんに行くと、欧米人の買い付け人が、キロ単位で毛糸を仕入れて行きます。
ところで・・・
ネパール製「Made in Nepal」の毛糸は、問屋さんに山のように積み上げられているけど、ネパールで「羊」を見たことないんだけど・・・
ネパールに羊いるの???
実は!
ネパールに羊はいません!
もちろん、若干飼われていますが、この大量のネパール製の毛糸をまかなう羊毛を生産するだけの羊は、ネパールにはいないのです!
どういうこと??
毛糸の材料となる「羊毛」のほとんどは、ニュージーランドやオーストラリアや中国から輸入されたものなのです。
その「羊毛」を材料として「毛糸」に加工したのがネパールなので、ネパール製の毛糸、Made in Nepalの毛糸となるのです。
つまり
「羊毛」の「原産国」はニュージーランド・オーストラリア・中国
「毛糸」の「生産国」はネパール
「原産国」と「生産国」
そう言えば、そうだった・・・と思うんだけど、勝手に「羊毛」と「毛糸」の境目を見失いそうになってました。
でも、日本で獲れたマグロを、ネパールに持ってきて、ネパール人コックが、切れない包丁で、ぶった切ってお皿に盛っても、きっと「ネパール製の刺身です!」とは、決して言わないよな~
などと、お門違いの見当違いが思い浮かぶのは、きっと、大好きなタルカリダルバートの食べ過ぎたに違いない・・・
国民食(タルカリダルバート) 【2009年11月19日】過去のエントリー
Comments
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中山圭介
山男なのに毛糸製品なんて1つもない。 ヒゲは生えてるのに… 山男に必要な物ってなんだろう⁉︎ 毛糸のセーターではないはず。
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ネパ~ルに羊はいなかったのですね。 ネパ~ルを思い浮かべたとき、思い浮かぶのは、 白い色はやはり山のイメージで、羊ではないですね。 水牛とかヤクですかね。 ヒロさんは食べ過ぎても、お腹大丈夫なお方でしたね。 お腹が強くないと、登山家にはなれないのでしょうね、とお門違いの見当違い? chihiro
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蛭田雅則
食べ過ぎた、ということは…。 すでにカトマンズ入りされているのですね。 先日某放送局で見かけたカトマンズ案内の番組でも、 タルカリダルバートのお代わり自由を紹介していました。 あぁ、山に登れなくともタルカリダルバートやモモを食べに 訪れてみたいと思うのです。 それにしても、毛糸の「ブチ抜けた味わい」が その後、どのように利用されるのかも気になりますね。