※このブログは
報知新聞社様のご協力により再掲出したものです。
尚、当サイトにおける公開は2020年1月20日です。
鉧
鉧 ← なんと読むでしょう?
答えは「けら」
金属の母と書くように、日本に古来から伝わる「たたら」による砂鉄からの和鉄の製鉄により、金属製品の原料となるの鉄の塊が、この「鉧 けら」です。
中国地方は、古くから「たたら」が盛んに行われてきた歴史があります。
島根県安来市に伝わる、ご存知「どじょうすくい」でおなじみの「安来節」も一説には、どじょうをすくっているのはではなく、川の中の砂鉄をすくっている姿を表現しているとも言われています。
たたらによって作られた、鉧の高品質な部分が「玉鋼」とされ、日本刀の材料にされたりしました。
(玉鋼という名称は近代に入ってから作られた言葉で刀が打たれていて当時には無かった言葉です)
鉧から鋼として使える部分を取り除いた後に残されたのが、銑鉄(ズク)として打ち捨てられました。
今回、カヌーから降りようとして、足元を見たら、偶然、そこで見つけたのが、コレ!
鉧の一部であった、銑鉄(ズク)です。
鉄ですから、ズッシリしています。
「たたら」についての過去の記事
たたら 過去のエントリー 2009年11月15日
たたら 過去のエントリー 2009年11月15日
Comments
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読めませんでした! さすがヒロさん、石とか、塊には詳しいですね。 刀にもくわしかったですよね。 たたら場というのはそういう意味だったのですね。 宮崎作品の中にもありましたね。 ヒロさんお疲れ様ですが、色んなこと教えてくださいね。 chihiro
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中山圭介
鉧(けら)は初めて見る漢字だし、 もちろん読む事も出来ない。 スマホの予測変換では表示されなかった… 大変、勉強になりました!