※このブログは
報知新聞社様のご協力により再掲出したものです。
尚、当サイトにおける公開は2020年1月20日です。
アマダブラム・ガーデンロッジ
アマダブラム・ガーデンロッジはアマダブラムを望むデンボチェに建つこじんまりとしたロッジです。
あの、ウルトラクライマー、アナトリー・ブクレーエフが定宿にしていたことで知られています。
ホントにあの人はすごかったね。ジョン・クラカワーふざけんな!って感じだよね。あの「IN TO THE AIR」は「事実に基づいた小説」なんだけど日本ではあたかもルポルタージュのように読まれてしまっているね。読むべきはブクレーエフの書いた「デス・ゾーン」だよ。ヨーロッパで彼は本当に「伝説のクライマー」として尊敬されています。
それはさておき・・・
このアマダブラム・ガーデンロッジはこれまでこのクンブ・エリアで登山を繰り広げてきたヨーロッパの名だたるクライマーの溜まり場になってきた。その理由は標高が3700mと低いことと森の中に建っているから。
彼らはBCでレストするのではなく、ここまで下りてきてレストを入れるのです。より低い標高と濃い空気、森によってつくられた新鮮な酸素を求めたのです。
確かにここの空気はほかと違う!!より低いナムチェは標高的には空気が濃いはずだけど、埃っぽくて酸素の濃さを感じられない。
去年、カンチェジュンガ終了後ヘリコプターで直接ローツェ(エベレスト)のBCに入ったのですかさず、このアマダブラム。ガーデンロッジまで下り3日間のレストを入れたんだけど、下りてくると、確かに酸素の濃さを感じるんだよね。木から生まれたばかりの新鮮で潤った感じの酸素をね。
いやー、食っちゃ寝ー、食っちゃ寝ーの3日間だったね。あのときは本当に泥のように寝たよ。一度の食事で三人前とか食べてたし。
今回もオーナーのマイラーが暖かく迎えてくれました。
Comments
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chomokinta
ペリチェに比べると日当たり抜群で心地の良いロッジです。ここに長居したくなるのはわかります。 一般の日本人トレッカーが高山病になった場合はもっと下がらないとこの標高だと治らないんですよね。