~日本時間午後8時28分の連絡~
 先ほどベースキャンプに到着しました。到着したというよりも、まさに辿り着いたという感じです。私たちが登頂している間に下ではけっこう雪が降ったようで、今日の下りは劣悪を極めました。

日射も非常に強くなっていて、雪崩は頻発しますし、大きなアイスブロックの崩壊なども目の前で起こっておりました。

下りもずーっとラッセルで、前回下ってくる時の倍の時間がかかってしまいました。荷物が重たくなったというのもあると思いますが。そして灼熱地獄ですね。そしてまたこれが面白いことに、しばらくすると今度は雨が降り始めました。標高5000メートル以上の所でこんなに雨が降るという経験は、私の過去のヒマラヤ登山でもあまり経験のないような不可思議な天気でした。

これがマナスル特有のものなのか、最近の異常気象の表れなのか分かりませんが、今回、チャーリーの天気予報がまさにドンピシャで当たってくれたので登頂のチャンスを生かすことができました。彼の天気予報を受け取れなかったらこの登山がうまくいかなかったかもしれません。

こちらは現地時間午後5時を回ってだいぶ薄暗くなってきているんですが、まだベースキャンプに向かって歩いてるメンバーも何人かいます。相当まだ時間がかかるかもしれません。ただ多くのメンバーが安全圏に逃れたということで一安心しております。あとのメンバーがベースキャンプに辿り着けば、今回の登山が無事成功したことになると思います。

とりあえず私が先ほどベースキャンプに到着して、この登山が一通り終了したことを皆さんにお伝えたいと思います。ご支援いただいた皆さん、応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました。また引き続き情報を送りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 → 無事BCに戻った竹内洋岳の安堵の声を聞く

Comments

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あっちゃん

竹内先輩!(高校の後輩です)お久しぶりです。そしておめでとうございます。新聞を見て「あっ出てる」と喜んでいます。先生には聞いていましたが、さすがですね!あの頃の体力は伊達ではないですね。いつか皆で会える日を楽しみにしています。 本当におめでとうございました。

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うさぎぎく

竹内君、おめでとう!そしてありがとう!!ベースキャンプに戻るまでが登山、無事に戻ったことを聞き、改めておめでとう!悪天候で精神的にも肉体的にもつらかったですね。でも、さすが!本当によかった。今日はゆっくり休んでください。いつも顔を浮かべながら応援しています。

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甲斐魂K(西口一族)

竹内さん登頂おめでとうございます!さすがですね。 確かにチャーリーさんもすごいと思いますが、いくら天気予報が当たっても、不確定要素の多い超高所において、計画通りに体を動かしていくことは、想像以上に困難で、本当の力がないとできないことですからね。 僕は今戦線離脱状態ですが、刺激を大いにもらい、体が疼いてきました。 メンバー全員が無事にBCにお戻りになることを、心よりお祈りしています。 とにかく今はお体ゆっくりお休め下さい。 本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました!