※このブログは
報知新聞社様のご協力により再掲出したものです。
尚、当サイトにおける公開は2020年1月20日です。
そして、BCも完成!!
大土木工事の末にベースキャンプも完成しました!
(写真 BC全景)
瓦礫の山のように見えますが、その下は確かに氷河の氷です。
(写真 氷)
そのため、どんどん溶けていくので刻々と地形(?)が変化して行きます。常に石を組んだり、氷を削ったりしてメンテナンスをしないとテントがとんでもなく傾いたりして最悪、壊れてしまいます。溶け出た水を逃がす排水路も必要で、高度な土木技術が要求されます。まあ、それが、また面白いんですけどね。
もちろんシャワーテントも完備!!
ひと仕事の後のシャワーは格別だ!!
(写真 シャワーテント)
氷河上のBCは意外と大変なんです。けれども、この間のマナスルのBCに比べれば100倍マシ。マナスルのBCは単に「積もった雪の上」だったので、ひどい時は一晩で寝ているスリーピングバックの形に床がボッコリと溶けてしまうような日々。そして、テントの中はビチョビチョ…。しかも、毎日、雪降りで除雪と整地に追いかけられっぱなしでした。BCに入った時と、出たときで積雪量が変わらないBCなんて初めて見ました。
これまでで、一番、快適で美しかったBCは、もうブッチぎりでナンガパルパトBCです!ナンガならまた行って、また登ってもいいなーって感じがします。アンナプルナの北側BCも良かったですけれども、アンナプルナには2度と行かない!!今のところは、見たくもない!って感じです。
明日から行動を始めます。
BCからC1までは複雑な氷河のセラックの中を進みます。今年は登山チームが少なくまだルートはまったく延びていないので、明日はその迷路の中にルートを探しに行ってきます。かなり「感」が要求されます。
Comments
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編集担当より
本人に問い合わせましたところ、 直感、感覚の感の字のつもりであえて、「」に入れましたが、考えてみればそのまま“勘”の方が良かったのかなー?紛らわしくてごめんなさーい。 とのことでした。 ※なお、編集部では、この場合、 雪の状態、気温、天候など、自然から多くの情報を得て判断をするため「感性」「感覚」が要求される、という意味の表現として、あえて「勘」ではなく「感」を用いたものとみなし、記事の訂正をしておりません。
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だんご3兄弟
明日はその迷路の中にルートを探しに行ってきます。かなり「感」が要求されます。 → それを言うなら、この場合「感」ではなく「勘」です。 報知新聞の編集者がそのくらい校正してあげなきゃ。