まるまる2日間雪が降り続きました。昨日の夜中、パキスタン製のキッチンテントが雪の重みで潰れてキッチンスタッフが大騒ぎしてました。

P1030207

 ようやくお昼前から晴れてBC周りの斜面からはひっきりなしに雪崩の音が響いています。みんなでダイニングテントからイスを持ち出し雪崩見物。まあ、こうして見物しているぶんにはまさに対岸の火事見物ですが、ルート上でこんなのに来られたらひとたまりもないです。氷河が雪崩れるってことは考えられませんが、ルートを取り巻く斜面やG1の斜面から時々、巨大な雪崩が発生します。晴れたからといって動くわけにはいきません。

 現在、さらにオーストリアの気象予報会社からも天気予報を取り寄せ、スイスとオーストリアとでどちらが的中率が高いかコンペティションを始めました。この土日の予報をスイスがGood、オーストリアがNo Goodと出しています。今日、土曜日は朝方まで雪がけっこう降っていて、その後回復なので、引き分けってところでしょうか?

 ただ、私の「観天望気」(懐かしい言葉だ!)によると、しばらくは良くなさそうだな・・・。これは、昔から言われていることなのですが、バルトロでは中国側から風が吹くと天気が良くなる傾向があります。チベットから吹くチャイナ・ウインドーは乾燥しているので好天をもたらすと言われています。逆にパキスタン側の南西からの風は湿気を持ってくるので天気が崩れると言われています。

 空を見上げると雲は南西から北東に流れています。ダメなパターンだ・・・。

 ’96年にK2に来たときは、現在のような天気予報なんて無かったもんでBCに吹流しを立てて、天気予報ってより「天気占い」のようなことしてましたよ。

 さて、さて、お天気どうなるかな?