※このブログは
報知新聞社様のご協力により再掲出したものです。
尚、当サイトにおける公開は2020年1月20日です。
もうすぐベースキャンプ!
ベースキャンプの1日手前のシャマン・キャンプに入りました。
バルトロ氷河、最大のビューポイントのコンコルディアでは、残念なことに天気が悪くて、楽しみにしていたK2やブロードピークやG4の姿は見えませんでした。
去年はとても天気が良くて、一歩ごとに、山々の表情が変わり、めくるめく!山の世界でした!
ぜひ、去年のページをご覧ください!
「コンコルディア」
「次々と名峰が姿を見せます」
さあ!明日、半日歩けばベースキャンプ!!
私たちは、もちろん嬉しいけれど、最も嬉しいのは、ポーターさんたち!!
ここまで、氷河の中を私たちの荷物を背負って来てくれました。
1人のポーターさんに渡す荷物はレギュレーションで1人25キロ!と決められていますが、さらに自分の荷物がありますから30キロ近い荷物を背負って氷河の中を1週間、歩いてきました。
私たちが彼らに支払う費用には靴などの装備代も含まれていますが、彼らにとって、最も必要なのは現金収入なので多くのポーターさんは、使い古したズック?や中にはサンダル履きの人もいます。
明日は、彼らにとってお給料日でもあり、家族のもとへの家路につく日でもあります。
いつも、ベースキャンプに着くと、彼らは、預かった荷物が無くならず、壊れずに届いたことを我々に誇らしげに指し示し、お給料を受け取ると、満面の笑顔で我々1人ひとりと握手をしながら、たどたどしく「サンキュー!!」と連呼しながら、駆けるように家族の待つ村に向かって帰っていきます。
彼らの生活への闖入者である我々が彼らの生活を変えようなどと考えるのはあまりにおこがましいことですが、彼らが、誇りをもって働いた仕事に、感謝をこめて支払ったお金が、彼らの家族のためになることを願うばかりです。
【シャマン・キャンプ位置情報】
N 35°42′15.1″
E 076°34′24.1″
標高 4764m
グーグル・アースで飛んでみてくださいね。現在、そこにいます!
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Comments
1
大鷹
竹内さま 回復力には頭がさがります。 安全な道中を。