※このブログは
報知新聞社様のご協力により再掲出したものです。
尚、当サイトにおける公開は2020年1月20日です。
パキスタンみやげ その2
イスラマバードで最後にお世話になった日パトラベルのラベンダー・ゲストハウスにて
おおすみさーん!!(日パの大住佳子さん)
大変でーす!!
私の泊まってる部屋の洗面所に置いてあるソープディッシュ(石鹸を置くお皿)ってどこに売ってるんですかー!!!
なんで?石鹸置く皿が大変なんだよぅ!
いや・・・えーっと・・・あのソープディッシュ素敵だなーなんって思って・・・同じの欲しいなーなんって思って・・・
決して、今、部屋にあるのとすり替えたりしようなんて、これっぽっちも思ってませんよ!
すり替えるぅー????
しまったぁー!!口が滑ったー!!!
私の部屋のソープディッシュが大変なんですよ!!スゴいんですよ!!手洗うの忘れてしまいましたよ!!
コレ!!!(写真参照)
ああ・・これね・・・
他の部屋にもっといいのあるかもよーん。
もう!空いてる部屋は全部勝手に入って確認しました!!これが一番スゴイっす!!
なので、同じ形のものを買ってきますから交換してください!!
お願いします!!
うーん・・・これは、確か特注で作ってもらったんじゃなかったかな??
同じものは売ってないと思うよ。
ううぅ・・・なんとかお譲りいただけませんか?!
なんでしたら、平出くんに何年でも皿洗いさせますから!!
ああ、それならイイよーん!
やったー!!ばんざーい!!そんな訳で平出くんよろしくー!!
ありがとうございまーす!!
私はどーでもよかったんですが・・・平出くんのどーしても!っていうことで、皆でバザールに一応、探しに行きましたが、ソープディッシュは見つかりませんでしたとさ。
この石は、パキスタンのごく一部の山から産出されるものです。
以前は、それほど珍しいものでなく、この石で作られたお皿や、カップなどがおみやげ物屋さんには、けっこう並んでいたようですが、この石が採れる山が武装勢力のアジトになっていて、最近は治安が悪化して、なかなか手に入らずお店にはそんなに多くは並んでいません。
大住さんと督永オバハンとバザールのおみやげ物屋さんにて・・・
(えーっと・・・二人のウルドゥ語を私の直感で翻訳しております)
店に入るとすかさず店員が近づいてくる(パキスタンは現在観光客大幅減!!で必死!!)
大・督 呼んでない!!向こう行け!!
店員 これどう?
大・督 なんでそんなモン買わなければならんのだ!!向こう行け!近寄るな!!
(例の石で出来た小さなお皿を発見して、いくらかな?っと聞こうとしていると・・・)
大・督 これなんぼや??
店員 500ルピー・・・
大・督 バカか!!こんなの200だろ!!なにを寝ぼけたこといっとるんや!!
店員 じゃあ・・・350ルピー・・・
大・督 350ぅ??まだまだ高い!!それより、350になるってことはさっきの500ってのはウソついたのか??ああん??
店員 ・・・・・
大・督 200にはならんのか??
店員 280・・・
大・督 話にならんな!帰るでー!
店員 250・・・
大・督 ダメダメ!
私 あのー・・・250でもいいんですけど・・・・
大・督 ダメや!高すぎる!!大体、舐めとんのや!!他の店行くで!
50ルピー(約80円)で3者間の交渉決裂・・・買えず・・・
他の似たようなおみやげ物屋さんを覗くがお皿は見つからず、結局、さっきのところで250ルピーで買うことにしてお店に戻ると・・・
私 これ、やっぱり買うよ。じゃあ、250ルピーね。
店員 やっぱり!300ルピー
(パキスタン的思考??戻ってきたってことは、高くても買うだろうってこと??)
大・督 どっかーん!!!ふざけるなー!!そんなの買うかー!!
お皿もソープディッシュも買えず、平出くんの皿洗い決定!!
(平出くんの懇願によりソープディッシュは、皿洗いなしで譲っていただきました。ありがとうございました!)
おしまい・・・