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電子式気圧高度計内蔵時計プロトレックの新たなフラッグシップモデルには、

プロトレック史上初めて固有のモデル名が与えられました。

その名は「マナスル」

違います!

あの1956年の日本のマナスル初登頂へのトリビュートで名づけられたのではありません。

実は・・・

私のアドバイスを取り入れた最初のモデル「PRW-1300」の経験を生かして、今回の「マナスル」が作られたのですが、

その「PRW-1300」を最初に私が使用して、テストしたのが2007年のマナスル(+G2)だったのです。

その時の私の感想やアドバイスを基にニューモデルの開発が進められたのです。

頂上で高度計は見ましたか?

 一番高いところが頂上なので、そこの標高はどうでもいいので、見てません・・・

(高度計の価値は下りにある)

時計に内蔵したコンパスは使いましたか?

 GPSがあるので使いません。ああ!衛星電話のアンテナ方向を調べるのに重宝しました!

メモリーは使いましたか?

 作動させるの忘れてました・・・ゴミンナサイ・・・

そんな私とのやり取りが、役に立ったとは思えませんが・・・

カシオ技術センター開発本部では・・・開発が進むにつれ・・・

「竹内さんがマナスルで使ったPRW-1300から開発したモデル」

 ↓

「マナスルのPRW-1300からの開発したモデル」

 ↓

「マナスルで開発したモデル」

 ↓

「マナスル」

そして、ついには「マナスルの資料はどうした?」「マナスルの件はどうなった?」ってな訳で

開発コード名が「マナスル」になってしまって、

ついには、実名が「マナスル」になってしまったのでした。

(実話!)

しかし、「マナスル」の名を与えられると、このプロトレックは命を吹き込まれたかのように、いろいろな偶然を必然にしてしまいました。

 カシオの技術の粋を結集したマナスルは、これまでのプロトレックを遥かに凌駕し、もはや、モデルチェンジではなく、新たなプロトレックの歴史がスタートしたと言っても過言ではありません。

それは、日本のヒマラヤ登山史を新たに切り開いた1956年のマナスル初登頂と、「マナスル」が切り開くプロトレックの新たな歴史をも結びつけてしまったかのようです。

 10,000mまで測定可能な高度計を内蔵したプロトレックは、ヒマラヤでその能力を発揮するべく生まれたはず。

そして、Made in JAPANのプロトレックのフラッグシップモデルが、もはや「日本史」とも言える「マナスル」と名づけられたのは、もはや偶然が生んだ必然だったのでしょう。

 

多くの技術者たちの手によって一つの製品が作り上げられていきます。

センサーの技術者、基盤の技術者、ソーラーモジュールの技術者、ケースの技術者・・・・

 その中で、このモデルの開発の中心的存在が

開発本部の

 牛山和人さん

もし、NHKの「プロジェクトX」が、あったなら・・・プロトレックが取り上げられたなら・・・

「目頭を熱くした表情がアップにされる役」の人です。

牛山さん、以前のご趣味は「海釣り」

 ところが、ある日、プロトレックの開発を手がけることになって、上司から

「山登り始めろ!」って命令で

 なにがなんだか、わからないままに登山を始めちゃったという方・・・。

ところが!始めてみたら面白くって!

 すっかり山にはまって、今では、かなりのアルパインまでこなすほどになってしまいました。

あーあぁ・・・やっちゃったー・・・

今や、私と並んで立っても、牛山さんの方が断然!「山男」らしいんですよ!

カシオ プロトレック「マナスル」の詳細は以下から!

http://www.casio.co.jp/release/2009/prx-2000t.html

実は、まだ実物は1台しかなくて、私の手元にもありません。

 新しい機能などは、実物を手にしてから紹介していきましょう。

私が要望した機能の多くが盛り込まれています。

私とともに積み上げる「経験」と技術者の熱意が押し上げる「技術」

経験と技術が切磋琢磨してプロトレックをさらに進化させていきます。