※このブログは
報知新聞社様のご協力により再掲出したものです。
尚、当サイトにおける公開は2020年1月20日です。
団体装備と個人装備
ベースキャンプから上がる際の荷物は、団体装備と個人装備に分けられます。
例えば・・・
テント → 団体装備
ロープ → 団体装備
スリーピングバック → 個人装備
ウエアー類 → 個人装備
などなど・・・
では、次のは団体装備?個人装備?
スプーン(カトラリー類)
通常は個人装備ですが、ラストキャンプに入りとか少しでも荷物を軽くしたい時、食事が袋から直接食べるフリーズドライなんかだったら二人で1本でいいか?ってこともあります。
袋から、交互に食べるから2本あっても無駄なんです。
ライター
一般にはストーブやクッカー(鍋)と一緒の団体装備にするかもしれませんが、ライターはとても重要なアイテムで、失くしたり、壊れたりしたら致命的!
だから、これは個人装備として各自が持ちます。
ストーブ、クッカー(鍋)、ガスなど
食事や水を作るための道具ですから団体装備と思いますが、以前参加した公募隊では、一つのテント(2名)の中で、各自がそれぞれ、個人のストーブとかクッカーで食事を作っていたことがある。
別に仲が悪いわけじゃないんだよ!
テントパートナーを気にせず、自分が食べたいときに、食べたいものを、食べたいだけ食べる。
だから、食料もガスも自分が食べるだけ、必要なだけ荷揚げして、あればあるなりに、無ければ無いなりにやればいいので、荷物を少なくすることができました。
朝などは、各自食事をして、準備が出来次第、ルートに出て行くので行動もスムーズでしたよ。
もちろん、ラストキャンプは二人で共同にしましたけどね。
この方法で、必ずしも軽量化や効率化するわけではありませんが、そんな方法もあります。
(通常は団体装備です)
カラビナ、アイススクリュー、ハーケン類
これらは個人が自分で使いやすいものを持ち寄っていますが、チームで何枚、何本持つかを決めるので団体装備です。
アイススクリューは氷河やアイスパートでのレスキューに必携なので、各自が1本は個人装備として別に持ちましょう!
(ビレーデバイスやアセンダーや、その他自分が使うギアは個人装備です)
テントマット
テントマットは個人装備です。
テントの中に敷きつめる通称「銀マット(?)」とかは使いませんので、団体装備のテントマットは無し!
トイレットペーパー
トイレットペーパーはもちろん個人装備。
人によって使い具合が違うからね!
ナイフ
ナイフはもちろん個人装備!
自分の身は自分で守りましょう!
歯ブラシ・・・?
歯ブラシも二人で1本でいいじゃないか?って意見が出たことがある・・・
うーん・・・絶対にヤダ!な・・・
スプーンは良くて、なんで歯ブラシはダメなんだって?
とにかくヤダ!
歯ブラシは個人装備!!