Ralf_dujmovits_talking_with_charl_2先ほどラルフがある所に電話をしました。電話の相手はオーストリアのチャーリー・ガーベルという人です。これまで私が書いたヤマケイ(山と渓谷)の連載などを読んだことがある方はご存知かと思いますが、チャーリー・ガーベルはまさに天才といっていいかもしれません。

気象科学者であり、山岳ガイドでもあり、そして8000メートル峰にもいくつか登頂している登山家です。過去、私たちの登山はすべて彼が天気予報をしてくれました。

例えば、シシャパンマ南西壁をアルパインスタイルで登頂したときは、彼がオフィスに詰めていて、衛星写真を見ながら天気予報を逐一、衛星電話で送りながら私達の登山を見守ってくれたこともありました。

さすがに有名な方で多忙のため、今回はこれまで彼と連絡がとれなかったのですが、今日やっとコンタクトがとれました。私達の登山のためにマナスルの天気予報を送ってくれました。

彼の天気予報によると「土曜日(19日)はそんなに天気は良くないけれども、8100メートルぐらいであれば十分、登山活動が出来るだろう」。彼からの“保証”を得ましたので、今度の土曜日を登頂予定日にしました。

明日(16日)からベースキャンプを離れ登山活動を再開します。明日出発して、C1、C2、そしてラストキャンプのC3へ。おそらく、こちらの時間で土曜日の午前1時なり2時にラストキャンプを出発して、全然予想できないのですが、10時なり11時ぐらいの登頂を目指すのではないかと思われます。

条件が良ければラストキャンプから、そして頂上から電話をしてみたいと思います。いい報告ができるように明日から登山活動を再開します。では、行ってきます。

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Comments

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イシイ

ようやく再開ですね、登頂を祈っております。

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takagai kikuo & junko

竹内さん、この度の壮挙頑張ってください、そして無事の帰国を願っています。 いつも、HPを開いてご活躍の状況を拝見しています。 先般、大倉社長においましたが、お変わり無くでした。 先月は、山本篤さんが、お客を連れて吾妻に来また、私もご案内いたしました。        高貝

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Kumasaki Kazuhiro

竹内くんがこのウエブサイトをマナスルBCで見れるのでしたら幸いです。 日本では皆が応援しています。12日には岳龍会、13日には凍傷DRの出版記念会で関係者が顔を揃え、貴兄の話題にも及びました。 是非、無事に登頂を果たしてきてください。