※このブログは
報知新聞社様のご協力により再掲出したものです。
尚、当サイトにおける公開は2020年1月20日です。
ネパール王制廃止へ
ネパールの王制が廃止される情勢が確実化というニュースがありましたね。
ご存知のように現在のギャネンドラ国王は2001年に起きた、あまりに出来すぎた、ビレンドラ前国王や王族殺害事件のあとに国王に就きましたがその後の政情不安と、マオイストによる情勢不安はご存知通り。
そして、その後の民主化闘争の末に政治を取り上げられた国王は王宮でテレビゲームばっかりしてたそうですが、この度、ネパール政府は共和国制への意向を表明して王制は廃止される情勢が確実化してきたようです。
この王制廃止はネパールの紙幣がすでに予言しておりました!
写真の上の50ルピーのお札は昨年、記念紙幣として発行されましたが、ネパールで初めて国王が王冠を戴かない平服で紙幣の肖像になっています。
(下の紙幣がこれまでの正装の肖像のもの)
紙幣の中では、すでに王様は王冠を取り上げられていたのですね。
すでに新しい紙幣と硬貨の発行が決まっていて、その新しい紙幣からは王様の肖像は無くなっているそうです。
ついでに、あの「ロイヤル・ネパール航空」も「ネパール航空」とすでに名称が変更しています。
ネパールは、貧富の格差や部族問題やカーストといった国内問題だけでなく、インド、中国という大国の綱引きや、まるで軍事基地のようなアメリカ大使館の存在から伺える影響力からしても、この王制廃止が今後どのような影響をもたらすのかは、なかなか予測がつきません。
登山はいつの時代も政治に翻弄されるもの・・・。
ネパールで登山をする者としてはネパールの政情安定を望むばかりです。
ところで、写真の右にあるのは、マオイストの親玉!パルチャンダーのカードとピンバッジ!です!!
今年、トレッキングに行ったときに、道端でマオイストが屋台を出して売ってた!!本人はこのピンバッジを見てカッコいい!!って思ってるのかな??
これは笑える!!即買い!でした。
マオイストさんの政治的信念をとやかく言うつもりはまったく無いけどさ、通行料と称してのミカジメ料を登山チームから巻き上げるのはホントにヤメテ欲しいよ。
写真は2006年カンチェンジュンガでBCに向かう途中で、集金に訪れたマオイストのオッちゃん。
払わないと怪我させる!って言ってたよ。強盗じゃん!!
ちなみにその時の領収書・・・。
なんて書いてあるかわからんが、日本人って書いてあるそうだよ。
その時の徴収金は一人5000ルピー(約8,000円)カトマンズで、ごくごく一般的な庶民の月収が5000ルピーくらいからって聞いたことがあるから、こんな山の中じゃ、すごい大金だよ。
Comments
1
ba~cyan
ぼったくりだ~!!・・・と思います。 そのお金、なんにつかうのかなあ? 豪邸とかになってたりして。 ピンバッジ、自分がこんな顔で売られてたら絶対いやです。 でもこれはほしいかも。見るたびに笑えそうで(^o^