※このブログは
報知新聞社様のご協力により再掲出したものです。
尚、当サイトにおける公開は2020年1月20日です。
新エヴェレスト年 第2回
エヴェレスト!登頂するとどうなる?
エヴェレスト(チョモランマ)を中国チベット自治区側から登頂すると、もれなく「登頂証明書」がもらえます。(エヴェレストに限らず、中国の別の山でも連絡官に申し出れば登頂証明書を発行してくれます)
ただ、この登頂証明書、自己申告なので、登ったよ!と言えばくれます。
登頂証明書というより「中国領土証明書」って感じ?
今のエヴェレストは、ルート上で順番待ちするのも珍しくないほど人がいたるところにいて、こっそり登ろうって方が無理な話だから、コレで登頂を証明するものではありません。
ノーマルシーズンのエヴェレストで、誰も知らないうちに登頂するとか、登っていないのに登ったと言うのはまあ、無理じゃないかな?
別のシーズンや、バリエーションルートからだと、人はいないけれど、それはそれで注目が集まるので、より厳しい目で結果だけでなく過程の報告を求められるだろうから、いま流行の「偽装」は難しいでしょう。
いまのエヴェレストで、目撃者がいない! 天気が悪く視界が無くて! 記憶が曖昧で! しかもカメラが壊れてた! なーんて都合よく揃うってことは、無いよね・・・。どれか一つとかなら分かるけどさ。
それを見抜くスペシャリストはこちら!
こちらは、2003年のエヴェレスト登頂50周年を記念してネパールが発行した記念メダル。
2003年以前にエヴェレストに登頂した人にプレゼントされました。
新品でもらった時すでに、なんだかアンティークのようなヤレ具合がなんともネパールチック・・・。
その時は、エヴェレスト登頂者には「永久ビザ」が支給される!という噂が流れましたが、結局、噂で終わりました・・・。
国王主催の50周年記念の祝賀パティーがカトマンズで開かれ、それまでのエヴェレストサミッターは全員招待されて私のところにも招待状が届きました。
その時、ちょうどラルフ(彼もサミッター)と一緒に、登山終了後にカトマンズにいたんだけど・・・
招待状には「民族衣装」か「スーツ」着用!って書いてあったので、ちょうど「ダウンスーツ(羽毛服の上下)」があるので、それを着て主席しようとするものの、夏のカトマンズの暑さに耐えられず断念!!
ラルフも私も、とっても、ざんねーん!とオモイマシター。
まあ、私たちは、場違いですよね・・・。
Comments
1
あんちゃん
初めまして。 題名を見て「登ったらどうなるんだろう?!」 と読み進めていったら自己申告で証明書がもらえるんですか(笑) 面白いです!! しかも、スーツはスーツでも「ダウンスーツ」ですか!! 面白すぎる、まぁスーツには違いない(笑)