※このブログは
報知新聞社様のご協力により再掲出したものです。
尚、当サイトにおける公開は2020年1月20日です。
三種の神器
「三種の神器」と言うのも、なんだか大げさだが・・・
超!ワタクシ的「山の三種の神器」は!
ナイフ!
「お取り寄せの正体は?」(過去のエントリー)
ガムテープ!
「山に持っていくべきもの」(過去のエントリー)
そして!
使い捨てライター!
雪と氷の山では、水を飲むことさえ雪や氷を溶かさなければなりません。その際、ガスストーブに火を点けるためのライターは忘れたら命取り!の最重要アイテムです。
登山用のガスストーブの多くには、電子式点火装置がついていますが、なぜだかは分かりませんが、この点火装置は、標高4000mを超えると突然、点かなくなります。また、ちょっとでも湿ったりしても点きませんし、収納の際に、押されて壊れたりすることもあり、かなり信頼性に欠けます。
私は、この自動点火装置、どーせ、点かないし、重いだけだから、買ったらすぐに、必ず取り外してしまいます。
以前、公募隊で一緒になった、職業「科学者」というドイツ人が、「なぜ、標高が高くなると、この自動点火装置が作動しなくなるか」をドイツ語なまりの英語で説明してくれたことがあったが・・・もちろん、チンプンカンプンで理解不能・・・そもそも、クイーンズ・イングリッシュで説明してもらっても理解不能なんだけどね。
でも、彼が仮説なりでも説明してくれたってことは、なにかしら原因があるらしい。
だから、ということでなく、標高4000mを越えなくても、
必ず!ライターを持っていっくこと!!
実は、このライター、高級な物ほど山では点きません・・・。
山で最強のライターは「使い捨てライター」!
ただし、この使い捨てのライターもガスストーブの点火装置のように電子着火のものはダメ!です。
昔ながらの「ガリガリ!」と火打石式(やすり式)で点火するライターこそが、最強!ライターです。
最近、この火打石式のライターはあまり売っていんですよね。
日本製の「株式会社 東海」と、フランス製の「BIC」社から火打石式ライターが販売されています。
この2社のものであれば信頼性も高いのでお勧め!
実は、100円ショップに行くと、この火打石式のライターが4つで100円!すなわち1個25円!とかで売ってるんですよ!
しかーし!
もちろん、日本製でも、おフランス製でもない。
ちょっと、不安ですね。
25円で命かかっちゃうにはには安すぎる・・・止めておきましょう。
ただし、いくら、信頼あるメイカーのライターでも、失くしたり、壊れたりすることも想定して、予備も忘れずに!
それくらい重要なアイテムですぞ!
(以前、雑誌に連載した記事から一部抜粋加筆)
Comments
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父親から「高級なライターを1つ持つより100円ライターを複数携帯する方が良い」と教えられてきましたが、正しい事だったわけですね。 さすがに安すぎるのはいけませんよね!
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須藤一生
初めまして。いつも楽しく拝見させてもらってます。 フランスに住んでます。 BIC社のライターの普通サイズの火力調整機能があるタイプは、必ずと言っていいほど炎の大きさが安定しません。小さいサイズのBICライターをお勧めします。